【報告】過去の献血血液に対するシャーガス病の抗体検査の結果について

日本赤十字社(以下、日赤)は、主に中南米で発生している感染症「シャーガス病」(※1)の輸血感染を防ぐために2012年(平成24年)10月15日から、中南米諸国に居住または渡航されたなどの一定の条件に該当する献血者の献血血液は、輸血には使用せず、血漿分画製剤用の原料として使用する安全対策を実施しています。

また、中南米諸国に居住または渡航されたなどの一定の条件に該当する献血者のうち、シャーガス病の抗体検査実施の同意を得られた献血者の献血血液は、シャーガス病の病原体(原虫)に対する抗体陽性率を調査する疫学調査(※2)を実施しています。

さらに、疫学調査によりシャーガス病の抗体陽性の献血者が確認されたことを受け、安全対策実施前の献血血液についても安全性を確認するため、以下の条件(※3)に合致する4778人の献血者の過去の献血血液(保管検体)に対しても、シャーガス病の抗体検査を実施しました。

このたび、4778人すべての献血血液の検査が終了し、その結果、シャーガス病の抗体陽性の献血血液は確認されなかったことを報告します。

日赤は現在、中南米諸国に居住または渡航されたなどの一定の条件に該当する献血者の献血血液も、輸血用として使用できるよう、シャーガス病の抗体検査を実施するための準備を進めています。

献血者の皆さまには引き続き、輸血感染防止を目的としたシャーガス病への安全対策に、ご理解とご協力をお願いいたします。

  • 1. 2004年(平成16年)1月1日~2012年(平成24年)10月14日に献血された方
  • 2. 問診時に中南米諸国に居住または渡航歴を申告された方
    (メキシコを含む中南米諸国、ただしカリブ海諸国を除く)
  • 3. 主に血小板成分献血された方
    (2004年(平成16年)1~10月の間に、全血献血された方の一部も含まれます)
  • ※すでに、疫学調査に協力し検査結果の通知を受けた方、中南米諸国に4週間未満の居住・滞在であることが確認された方は除く