九州初、ヘリで被災地の宮崎県へ血液緊急搬送訓練

「訓練! 午前8時、南海トラフ日向灘沖でマグニチュード9.1の巨大地震発生!」

大規模災害によって陸路が寸断し、輸血用血液の病院への搬送が困難となった場合を想定し10月19日、ヘリコプターを使った訓練を九州で初めて行いました。

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訓練は、九州・沖縄地区の血液事業を統括する九州ブロック血液センター(福岡県久留米市)が指揮をとり、九州・沖縄8県の赤十字血液センター合同で総勢900人を超える職員・ボランティアが参加しました。

各自、災害発生の連絡を受け、安否と出社の可否を携帯メールで返信。各血液センターに災害対策本部を設置するとともに、衛星電話等を使って各地の被災状況や血液の保管状態を収集する一方、被災地の宮崎県から輸血用血液の緊急要請を受けるという実践さながらのシナリオ。

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日本赤十字社(以下、日赤。東京都港区)を通じて、緊急要請を受けた朝日航洋株式会社のヘリコプター(上写真)が、陸上自衛隊久留米駐屯地で血液を持った職員を乗せ(下写真)、宮崎県北部の県立延岡病院と宮崎市内の宮崎大学医学部附属病院へそれぞれ届けるまでの実働訓練を実施しました。

日赤は、医療に欠かせない輸血用血液製剤を災害時においても確実にお届けする手段として、朝日航洋㈱との間でヘリコプターによる緊急時輸送業務提携を結んでいます。

本年2月に関東甲信越および南東北地方を襲った大雪による災害では、実際に山梨県・群馬県へ血液製剤の空輸を行いました。