平成27年3月 第3回国連防災世界会議、赤十字・赤新月が一丸となってかかわる

潘事務総長と談笑する近衞連盟会長

187カ国が参加する第3回国連防災世界会議が3月14日から仙台で開催され、新たな指針「仙台防災枠組」と共同宣言を採択し、19日未明に閉会しました。

近衞社長は、連盟会長として42カ国・120人からなる国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)代表団を率い、会議の内容にも大きくかかわりました。

潘基文(パンギムン)国連事務総長との会談では、まず潘事務総長が、シリア赤新月社がシリア国内で果たしている役割について言及。また「国連や他の人道援助団体の活動原則は、赤十字・赤新月の基本原則に負うところが大きい」と赤十字・赤新月運動の基本原則を評価しました。

近衞連盟会長は「世界最大の人道ネットワークである赤十字・赤新月が、災害が発生する前から地域で防災・減災のために活動し、災害の際には救援にいち早く駆けつけ、救援終了後も地域で活動しています」と各国の赤十字・赤新月社の活動が住民とともにあることを強調しました。

また、岸田文雄外相主催の昼食会や閣僚級円卓会議では、「災害に強い社会をつくるためには、国だけではなく市民社会や弱い立場に置かれている人びとなど、多面的なかかわりが必要」と述べました。

日赤の展示コーナーを視察する近衞連盟会長

今回の赤十字・赤新月代表団は、近衞会長はじめ全員が一丸となって本会議や分科会、イベントに参加。

議長やパネリスト、発言者として、災害に対してぜい弱な人びとを代弁し、発信しました。

今回採択された2030年までの行動目標である「仙台防災枠組」は、災害のリスクを軽減するという減災の方向性を打ち出し、防災投資は費用対効果の面でより効率的であることや社会全体の関与と連携が盛り込まれ、赤十字・赤新月社がこれまで推進してきた方策が国連の国際会議においても具現化した形となりました。