2014年9月 大洋州小島国サモア独立国訪問

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歓迎の儀式でカヴァを飲み干す近衛社長

「小さい島だけれど、町中で赤十字若いボランティアが目立っているね」と近衞社長。

サモア赤十字社(以下、サモア赤)は職員30人の小所帯、しかし人口19万人の島で400人弱のボランティアが存在感を示しています。

訪問はまず、サモア赤職員・ボランティアによる、カヴァ(伝統的な飲み物)を飲み干す歓迎の儀式で始まりました。

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サモア赤十字社職員・ボランティアによる近衛社長歓迎の儀式

サモア訪問は、9月1日から4日間の日程で首都アピアにて開催された「小島嶼(しょうとうしょ)開発途上国(SIDS)会議」に、国際赤十字・赤新月社連盟(以下、連盟)会長として出席するためでした。

この国際会議は1994年から10年ごとに開かれ、遠隔性、小人口、自然災害へぜい弱性などの島特有の問題が話し合われます。

今回は「持続可能な開発のためのパートナーシップ構築」がテーマでした。

会議では「気候変動が世界的な問題であることは第一回会議から変わっていないにもかかわらず、適切な対策は取られていない」との発言があり、近衞会長も気候変動分科会で、災害からの回復力や災害予防を強化するよう、各国政府に対応を求めました。

人道外交の面では、国家元首トゥイ・アトゥア・トゥプア・タマセセ・エフィ殿下と面会、赤十字への感謝の言葉を受け、また潘基文(パンギムン)国連事務総長とは、来年3月仙台で開催予定の第三回国連防災世界会議や2016年の世界人道サミットについて意見交換することができました。

この会期中に連盟は、アピアに事務局を置き、自然保護や気候変動分野を専門とする地域国際機関の「南太平洋地域環境計画(SPREP)」と、3年間の協定書に署名しました。

南太平洋地域の赤十字社10社は、近年増えている熱帯性低気圧の被害軽減や衛生事業に取り組んでおり、今回の協定書により赤十字は、気象庁の気象情報を農業や漁業を営む人たちがより利用しやすくするために活動することになります。