平成26年5月 交通安全に向けてFIAと協力

交通安全に向けてFIAと協力

(写真はトッドFIA会長と談笑する近衞連盟会長)

トッドFIA会長と談笑する近衞連盟会長

 5月8日、世界各国で世界赤十字デーのイベントが行われる中、ジュネーブの国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)事務局にて、近衞連盟会長は今年2月に交通安全に関する協定書を締結したFIA(国際自動車連盟)のトッド会長と会談しました。

 赤十字・赤新月社は過去20年にわたり交通安全に取り組んでいますが、FIAとの協定の締結は、事故後の対応や犠牲者への長期的な支援等での協力関係を強化することが狙いです。

 FIAのトッド会長は、「事故後の緊急対応として、赤十字・赤新月社ボランティアの救急法の技術を是非FIAの安全対策に生かしたい」とコメントしました。具体的には、9月13日の「世界救急法の日(World First Aid Day)」の機会に1カ月間のキャンペーンを協力して行うことや、2015年5月の「国連世界交通安全週間」では、「子供の安全促進」のために活動することで一致しました。

 近衞連盟会長は、トッド会長に「自分の息子が小さいころ、F1ドライバーになりたいと言い出してましてね、困って本田宗一郎さんに説得してもらいました。何せF1の神様の直々の御託宣ですから、すぐに効果がありました」と話すと、トッド会長も「私の息子もまったく同じでしたよ」と応じるなど、和やかに談笑しました。

 世界保健機構(WHO)の2013年の報告書によると、2010年における二輪車を含む世界の交通事故死亡者数は124万人、負傷者は推定2000~5000万人で、この先増え続けていくと予測されています。しかし、飲酒運転、シートベルト、制限速度など交通安全にかかわる重要5項目を規制する法律が整備されている国はわずか28カ国で、世界人口の約7%しかカバーされていないのが現状です。