平成26年4月 トルクメニスタン訪問 - ロシア語圏各社との対話

写真は地元メディアからインタビューを受ける近衞連盟会長 

地元メディアからインタビューを受ける近衞連盟会長

 近衞社長は国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)会長として4月下旬にトルクメニスタンの首都アシガバットを訪問し、バルト3国を除く旧ソ連圏12カ国の赤十字・赤新月社幹部会議に出席しました。

 5月上旬に連盟理事会が開催されるため、その前にロシア語圏の赤十字・赤新月社との意思疎通を図り、また連盟の政策課題について理解を深めることが目的です。

 ベラルーシ赤十字社をはじめ多くの社が「近衞会長がわれわれの声に直接耳を傾けてくれることは大変ありがたい」と近衞会長の訪問を歓迎しました。

 昨年11月からの新体制下では、ロシア語圏からは連盟理事社が選出されておらず、この地域の大きな課題となっています。会議の中でも、選挙制度を含む連盟憲章改正や理事会のあり方について多くの意見が出されました。これらについては、連盟会長、副会長を中心に6月以降検討されることになっています。

 もう一つの関心事はウクライナ情勢です。ウクライナ赤十字社から現状と赤十字社の対応について説明があったと同時に、同社が資機材やボランティア不足で厳しい状況下に置かれていることも報告されました。それに対しアゼルバイジャン赤新月社社長から「自国とアルメニアの和平交渉が難航していた時に、赤十字・赤新月社の対話ルートが大変貴重であった」との発言があり、赤十字・赤新月社のネットワークの重要性を思い起こさせる場面となりました。

 トルクメニスタンは人口約500万人で、2012年にトルクメニスタン赤新月社の人道分野における任務を明文化した法律が成立したばかり。現在、同赤新月社は救急法やHIV・エイズ予防事業など14の事業を展開しています。政府からのさまざまな納税免除措置に加え薬局開設などビジネス展開が認められており、さらなる組織強化に取り組む計画です。