平成26年3月 中国・シンガポール訪問

シンガポール赤十字社テー会長から記念品を受け取る近衞会長

 近衞国際赤十字・赤新月社連盟(連盟)会長は、「アジア・大洋州地域赤十字社有識者会議」「東南アジア地域赤十字社幹部会議」に出席するため、3月21日から26日まで中国の麗江(れいこう)市とシンガポールを訪問しました。会長二期目の訪問先として、昨年12月のフィリピン台風被災地に続くアジア訪問となりました。

 「アジア諸社には古くからの幹部も多く、率直な話ができた。赤十字と言えども、人と人との関係はとても重要だから」近衞会長の感想です。特に麗江では、連盟副会長である中国紅十字会の趙常任副会長と連盟の運営について意見交換を行いました。

 今年10月には、4年ごとに開催されるアジア・大洋州地域会議が北京で開かれる予定です。中国紅十字会は着々とその準備を進めており、今回の会議もその一環で開かれました。

 シンガポールでは、近衞会長は人道外交を展開。ズルキフリ外務担当国務大臣と会談し、シンガポール赤十字社の活動を高く評価。特に献血や情報格差解消への貢献に言及しました。シンガポール赤十字社は、国内に災害が少ないことやその経済力を背景に、地域内において支援社的な役割を深めつつあります。

 アジアに限ったことではありませんが、連盟の地域会議では防災や災害救援が頻繁に議題として上ります。2003年から10年間に世界で起きた災害件数の中でアジアの占める割合は約40%、災害による死者数は約60%と、他の地域を圧倒しています。近衞会長は、機会があるごとに地域の連帯や加盟社同士のノウハウの共有を呼びかけています。