平成25年12月 近衞会長フィリピン台風被害支援視察

被災地にて物資配布を手伝う近衞会長、左はゴードン・フィリピン赤十字社会長

被災地にて物資配布を手伝う近衞会長、左はリチャード・ゴードン フィリピン赤十字社会長

 国際赤十字・赤新月社連盟の近衞会長は11日から5日間フィリピンを訪問し、台風30号(英語名:Haiyen)救援の中心的存在であるフィリピン赤十字社を激励、被災者を見舞いました。

 日程はかなり強行軍で、ジュネーブでの連盟副会長との会議終了直後フィリピンに飛び、フィリピンでは広範囲にわたる被災地のうち、セブ・レイテ・ボホールの3島をヘリコプターで回りました。

 近衞会長はまずセブ島北部マヤ村で活動する日本赤十字社ERU(緊急対応ユニット)を視察しました。日赤チームは、日本人に加えフランス、香港、オーストラリアの多国籍メンバーで構成されており、診療所、巡回診療、子どもの精神的負担を和らげる支援を行っています。

子どもと遊戯の輪に入る近衞会長、左はゴードン・フィリピン赤十字社会長

 「私たちは忘れられていない。もっと被害が大きかった地域もあるでしょうけれど、我々はこの支援のおかげで本当に助かりました」

 日赤ERU近くの学校の校長先生からは、控えめながら感謝の声が聞かれました。

 次に近衞会長が訪問したボホール島は、10月にマグニチュード7.2の地震が起き、救援活動の真最中に台風に見舞われた島です。報道されることが少ないためか援助に地域格差が生じています。

 フィリピン赤十字社のリチャード・ゴードン会長は「誰も振り返らなくなったとしても、われわれはやるべきことをやる」と、これからも被災者に寄り添う決意を語るとともに、それを象徴する近衞会長のボホール島訪問に感謝しました。

 近衞会長は大災害に見舞われながらも明るさを失わないフィリピンの人びとの姿に心打たれた様子でした。