平成25年7月 東アジア地域赤十字社幹部会議に出席

写真:中国紅十字会の趙常務副会長と協議する近衞社長

 東アジア地域の赤十字社会議が7月28、29日に香港で開催され、日本、韓国、中国、北朝鮮、モンゴルの各赤十字社の幹部が出席しました。本会議は各社の活動についての情報交換の場として、また連盟からの情報提供を受ける場として年一回開催されています。

 日本赤十字社の近衞社長は国際赤十字・赤新月社連盟会長として開会式のスピーチを行い、「今日出席している5カ国は、国と国の間では難しい問題がありますが、赤十字に関してはそのようなことがありません。政治を乗り越えて対話を進めていきましょう」と呼びかけ、中国紅十字会の趙常務副会長に対して支援ニーズの高いアフリカ地域への支援を広げるよう要請、また旧知の仲である朝鮮赤十字会のペク副会長とも率直な意見交換を行いました。

 会議中の近衞会長は、連盟の2020年戦略(※)、国際赤十字全般について積極的に発言、出席者は連盟理事会の議論や連盟会長の意見を直接聞くよい機会となりました。

 会議が開催された香港には、香港紅十字会がありますが、1997年の英国から中国への返還に伴い、中国紅十字会の香港特別行政地区の支部となりました。人事や運営、活動等を独自に決定することが保障され、各国赤十字社の会議にも出席していますが、国の代表として連盟の決議に参加することはできません。日本赤十字社との関係は深く、日赤緊急対応ユニット(ERU)の研修会や活動に招待し、要員を受け入れるなど交流が続いています。

  • ※「2020年戦略」とは、国際赤十字・赤新月社連盟と各国の赤十字・赤新月社が、2010~2020年までの10年間で達成すべき目標と方向性を示したもの。