平成25年6月 第5回アフリカ開発会議(TICAD V)に近衞会長出席

アフリカの地域機関であるNEPAD最高経営責任者イブラヒム・マヤキ氏と話す近衞会長

アフリカの地域機関であるNEPAD最高経営責任者イブラヒム・マヤキ氏と話す近衞会長

 第5回アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)が6月1日から3日間横浜で開催されました。今回は、39人の国家元首を含む51のアフリカ諸国に加え、74のアフリカ地域機関や国際機関等が参加し、近衞社長も国際赤十字・赤新月社連盟会長として出席しました。

 TICAD Ⅴの課題は、平和の定着、人間中心の開発、経済成長を通した貧困削減の3点です。国際赤十字・赤新月運動はこれらのテーマに、自らの基本理念の下、長年関わってきました。

 近衞会長は、2015年以降の開発政策を話し合う分科会に出席。赤十字が人道分野での政府の補助機関として活動する意義について「政府が意思決定する会合に参加していること、支援を必要とする人々のニーズについて説得力を持って語れること」と発言し、人道支援や開発のために多くの財源を割くよう求めました。

 本会議で採択された「横浜宣言2013」では、女性と若者の社会参画の機会を拡大し、「万人が成長の恩恵を受けられる社会の構築」が戦略的方向性の一つに掲げられています。

 日本政府の主導により始まったTICAD、1993年の第1回会議では支援の必要性と同時にアフリカの自助努力を促す内容でしたが、第2回会議では貧困削減と世界経済の統合がテーマとなりました。第3回会議から世界銀行が共催に加わり、第4回会議では経済成長の加速化や環境・気候変動問題などアフリカ開発の方向性について議論が行われました。

 今回は創立50周年を迎えるアフリカ連合(AU)の執行機関であるAU委員会が共催に名を連ねました。20年の時間とともにアフリカの変貌を反映し、会議の枠組みも内容も変わりつつあります。