平成24年3月 第19回米州地域会議出席

 世界に広がる赤十字・赤新月社。国や文化は違えども、各国の赤十字は基本原則という共通の理念を掲げて活動し、災害時などには国境を越えて支えあっています。

 そのため各国の赤十字は、同じ課題を共有し、共通の方向性を目指していこうと日ごろからさまざまな会議で話し合いを重ね、連携を深めています。地域会議は中でも大きな会議で、ヨーロッパ、アジア・太平洋、アメリカ、アフリカという4つの地域ごとに4年に一度開催されます。

 第19回米州地域会議は、大地震からの復興途上にあるハイチのポルトープランスで、平成24年3月13日から4日間にわたって開催されました。米州地域は、所得格差がもたらす社会的不平等、暴力行為発生率の増加や移民問題、気候変動などさまざまな課題に直面しています。会議には米州地域に属する34の赤十字社が出席し、「人道サービスの提供における格差の是正」をテーマに議論を行いました。

スピーチをする近衞会長

 「この地域では、深刻な格差により疎外される人々が問題となっています。都市に広がる暴力行為問題は人々の命を脅かし、経済にも影響を与えています。保健医療といった基本的なサービスへのアクセスが大きな課題です」と、近衞会長は冒頭のスピーチで訴えました。

 「支援を受ける側が赤十字の活動をどう捉えているのか―私たちは受益者に活動内容を伝え、彼らの声に耳を傾け、活動に反映させていく必要があります。ソーシャルメディアなどの情報技術を駆使して受益者とのコミュニケーションを図り、自分たちの活動に対する説明責任を果たしていくことが非常に重要なのです」

近衞会長スピーチ全文(英語)(PDF:100KB)